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     (手は熱く足はなゆれど)


手は熱く足はなゆれど
われはこれ塔建つるもの

滑り来し時間の軸の
をちこちにゆくも成りて
燎燎と暗をてらせる
その塔のすがたかしこし

むさぼりて厭かぬ渠ゆゑ
いざここに一基をなさん

正しくて愛しきひとゆゑ
いざさらに一を加へん