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     作品第一〇一六番

黒つちからたつ
あたたかな春の湯気が
うす陽と雨とを縫つてのぼる
  ……西にはひかる
    白い天のひときれもあれば
    たくましい雪の斜面もあらはれる……
きみたちがみんな勞農黨になつてから
それからほんとのおれの仕事がはじまるのだ
   ……ところどころ
     みどりいろの氈をつくるのは
     春のすゞめのてつぽうだ……
雪と黒くながれる雲