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[463] 1933年3月20日 鈴木東藏あて 封書(封筒ナシ)

拝復

十九日附貴簡正に拝誦、御文面の趣父へ申出候処、何分此の様の場合にて、商店の取引の如きも従来の取引先さへ尚現金勘定を以てするの一般慣習と相成候現状なれぱ、御立場は重々承知乍らも、到底未面識の所との文面取引は見込立たざる次第との事に有之、誠にお気の毒乍ら今回は貴意に副ひ兼ね候間、証券同封御返送申上候儀、何卒不悪御諒察奉願候。

尚セメント袋の方は四百枚今朝発送申上候間貴着御査収被成下度候。

敬具

   三月廿日