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[435](1932年11月 あて先不明)下書

拝啓鉛筆書きにて誠に失礼に御座候へ共病中何卒御海容を仰ぎ奉り候

扨一昨夜は御丹精の菊花御恵投を賜はり清容実に三嘆の至り御親切厚く御礼申上候 小生も御蔭様にて病漸くに怠り只今向寒の間尚床を離れ兼ね居り候へ共筆稿計算等の事は自由と相成り来春は或は再び前業を整ひ得るかと楽み居り候

菊花の趣味小生には多年最解し難く一昨年の大会の如きも正直の処甚だ上の空に有之候処病みて徐に考ふるに或は花辮の展箭の状或は