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[411](1932年3月20日前後)鈴木東藏あて 封書(封筒ナシ)

拝啓

御繁多の趣何分にも慶賀斯事に御座候

扨て本日盛高農、村松博士京都へ御栄転相成候間、賀状並に私永年の恩顧を加へ紀念品代に金五円御送申置候間若し出来るなれば工場より謝状(簡単に御在任中の御看顧を奉謝候 盛岡高等農林学校内村松舜祐殿)一通手紙にて御差出願はるれば幸甚に御座候。但し御考に依て必要なけれぱ勿論お控奉願候。

次に昨年の当地在庫品、丸久倉庫等にて雨漏りのため臥蒸れ、包装し直しを要し困り居り候へ共、別に新荷レール渡し希望の向も有之候間何卒左記

一、新価格及運賃による花巻駅レール渡し十噸の表記価格。

二、着即時払として私方へ卸しの右価格。

至急手紙にて御一報奉願候。

次に広告到着難有御礼申上候。右代金は序を以て御計算致すべく御諒承願上候。

敬具