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[388](1931年9月11日)鈴木東藏あて 封書(封筒ナシ)

拝啓 昨夕漸く肥料展覧会への本杜出品飾付を了り候。区劃一間を取り候処他杜の方にて二処不足の所出来、色々交渉も有之候へ共工藤技師の好意にて頑張り通し候。

次に右展覧会への寄附金他杜は三十円なりしも本杜は十五円に致し置き候処貴意如何に候や。

右にて県官諾氏への義理も済む次第御諒承を得ば幸甚に候。

尚別紙招待状本日には間に合はずと存候へども差上置候。

経験ある肥料商の談によればこの方法による宣伝最効多く麦作の注文もあるべしとのこと本日より五日の間はなるべく毎日出席して宣伝書配布の心構に御座候。

尚川渡の方度々御手数乍ら何分の御配慮を仰ぎ候上明春は必らず社運を開拓致し度と存居候

敬具