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[378] 1931年8月13日 鈴木東藏あて 封書〔封筒ナシ)

   八月十三日

拝復仙台よりの御手紙拝誦 合資の件思はしからずとの事孰れにせよ標本は昨日迄に全部仕上り居候間今明日中旅費算段つき次第出京、建築材料にて打開の道を得度存居候

次に別簡小の寺博士の申入に対し何卒至急左記御取計奉願候

  ◎石灰岩抹製作の母岩  稍々灰色なると白きと二種
        七寸に五寸、厚さ一寸以内、

 右を商品見本として

    盛岡高等農林学校
    農芸化学教室小野寺博士宛

        至急御送附方

多分右は講義用としたる后標本室に陳列するものと存候間乍御手数右重ねて御願申上候私方よりは養鶏用、及揚粉差出置申候

敬具

   鈴木藤三様