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[334] 1931年5月2日 鈴木東藏あて 封書(封筒ナシ)

   五月二日朝

拝啓

軍馬補充部入札の件如何相成候哉 折角焦慮罷在候間発表次第御申聞奉願度存候

次には水沢中林氏より先日の十噸に就て数次取急ぎの電話有之候間未だ御発送無之候はゞ何卒の御手配奉仰度御座候

次にその后の注文軽鉄沿線は孰れも小口にて当所より御送致置候へ共、盛岡等より別紙注文有之候間宮城分御発送后は直ちに御取計を仰ぎ上候 尚本県農務課農会組合聯合会に参り候処孰れも非常の声援にて今后は尚々需要可有之候間御安心奉願候  先は  敬具

  鈴木場長殿

宮沢賢治