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[324] 1931年4月7日 鈴木東藏あて 封書(封筒ナシ)

  四月七日

 一昨日御来花の際は甚御粗末申上候処御海容を奉願候

一、昨日郡司商店中林商店福地商店歴訪代金荷為替の引受を得計二百二十八円十二銭父の方へ入帖致置候間次の荷為替御発行の後は御遠慮なく御郵送被成下度直ちに六割迄御送金可申上候

二、次に中林氏より別紙注文有之候間南城組合の分御発送后直ちに御取計奉願候

三、次に前沢福地商店は未だ荷受に早き由申され候へども既に荷物取運びたるを申し金壱円丈差引きて計算仕候へども右は私持にて宜敷御座候

四、就て高橋清吾氏に対し注文取旅費金参円御支払可申上貴方吉の品貸中に繰込むべき由御通達被成下度右は私より次回計算の際工場へ差上可申候

五、次に黒沢尻及川商店に立寄り候処郡司氏への送荷に関し同様の異議有之候に就き矢張今回は十噸に付三円の差額御支払致す様申置候間八噸分二円四十銭之又品代中に操込むべき由貴方より直接御通如被成下ば幸甚に御座候。但し之等の処置に関し御意見異り候はゞ何卒可然御下命を得度存候。

六、次に前沢福地商店宛もう二車は先方より通知有る迄御発送御控置奉願度然らざれば一ノ関同様荷受並びに集金に一寸困難を来すかと存候

七、次に水沢中林商店宛に御通知相成り候真城組合の注文は管括違ひに御座候間改めて真城組合の方へ前沢福地扱ひにて御便宜計るべき様御通達を仰ぎ奉り候。

八、次に過日参上の際江刺郡稲瀬村より二照会有之し趣右の丁と郡司商店へ一を及川商店へお廻し被成下間敷候や。若し右様なれば後々の注文請取に甚好都合に御座候

九、就て小口扱管括表念の為めに御送附致置候間宜敷御敢扱を賜はり度蓋ろ照会をどしどし私方へ御廻し被成下ても宜敷御座候。

一〇、色々例に依て腹蔵なき申分失礼の段は何卒御容謝奉願候。

先は。