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[306]1931年3月14日 鈴木東蔵あて 封書(封筒ナシ)

    三月十四日

宮沢賢治

拝啓 貴簡拝誦 宮城県公文は当分貴方にて御使用願上度候 本日同封にて一車注文有之何卒当地本年初めての荷入に有之候間篩ひ方厳に六厘六毛以下とし期日内に間違ひなく御出荷奉願度代金は荷為替にて十貫松川レール二十五銭として花巻ホーム迄の運賃加算御振出願上候 既に県内千四百通の広告は一昨日発送済に有之次々に訪問の約ありて未だに秋田行致し兼ね居り候。名古屋へは見本送り置き候。先は此段至急得貴意度如斯御座候

敬具