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[246](1928年12月 あて先不明) 下書


昨日はご懇なお手紙を戴きましてまことに辱けなく存じます。当地御在住中は何かと失礼ばかり申し上げ殊にも私退職の際その他に折角のご厚志に背きましたこと一再ならずいつもお申し訳なく存じて居ります。

この度の自ら招いた病気に就てもいろいろとご心配下さいまして何とお礼の申しあげやうもございません。何分神経性の突発的な病状でございましたためこの八月までもこの冬は越せないものと覚悟いた