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[244a] 1928年10月30日 佐藤隆房あて 葉書

大根のひくには惜しきしげりかな
 稲上げ馬にあきつ飛びつゝ   圭
 或ハ、 痩せ土ながら根も四尺あり
膝ついたそがれダリヤや菊盛り
 雪早池峰に二度降りて消え
 或は, 町の方にて楽隊の音
湯あがりの肌や羽山に初紅葉
 滝のこなたに邪魔な堂あり
 或は、 水禽園の鳥ひとしきり