目次へ  縦書き

五三

休息

一九二四、四、一〇、

風はうしろの巨きな杉や
わたくしの黄いろな仕事着のえりを
つぎつき狼の牙にして過ぎるけれども
わたくしは白金の百合のやうに
 ……三本鍬の刃もふるへろ……
ほのかにねむることができる

(本文=下書稿)



「銅鑼」第五号発表形(1924年10月27日)

休息

風はうしろの巨きな杉や
わたくしの黄いろな仕事着のえりを
つぎつぎ狼の牙にして過ぎるけれども
わたくしは白金の百合のやうに
 ……三本鍬の刃もふるへろ……
ほのかにねむることができる