そのきらびやかな空間の
上部にはきんぽうげが咲き
(上等の
下にはつめくさや芹がある
ぶりき細工のとんぼが飛び
雨はぱちぱち鳴ってゐる
(よしきりはなく なく
それにぐみの木だってあるのだ)
からだを草に投げ出せば
雲には白いとこも黒いとこもあって
みんなぎらぎら湧いてゐる
帽子をとって投げつければ黒いきのこしゃっぽ
ふんぞりかへればあたまはどこの向ふに行く
あくびをすれば
そらにも惡魔がでて来てひかる
このかれくさはやわらかだ
もう極上のクッションだ
雲はみんなむしられて
青ぞらは巨きな網の目になった
それが底びかりする鑛物板だ
よしきりはひっきりなしにやり
ひでりはパチパチ降ってくる