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Romanzero 開墾

落ちしのばらの芽はひかり
樹液はしづかにかはたれぬ

あゝこの夕つゝましく
きみと祈らばよからんを

きみきたらずばわが成さん
この園つひにむなしけん

西天黄ばみにごれるに
雲の黒(一字不明)の見もあえず

(本文=下書稿2推敲後)



(下書稿2推敲前)

落ちしのばらの芽はひかり
樹液はしづかにかはたれぬ

西天黄ばみにごれるを
こひのこゝろのたゞあわたゞし



(下書稿1「冬のスケッチ」第一葉 推敲後)

   ※

落ちしのばらの芽はひかり
にじむ樹液はあかりせり

   ※

西天黄ばみにごれるを
ひとをおもへばあわたゞし



(下書稿1「冬のスケッチ」第一葉 推敲前)

   ※

芽は燐光
樹液はまこと月あかり

   ※

薄明穹黄ばみ濁り
こひのこゝろはあわたゞし
こひのこゝろはつめたくかなし