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文語詩100/94

賦役

みねの雪よりいくそたび、 風はあをあを崩れ来て、
萌えし柏をとゞろかし、  きみかげさうに軋らしむ。

おのれと影とたゞふたり、 あれと云はれし業なれば、
ひねもす白き眼して、   放牧のがひの柵をつくろひぬ。



(定稿推敲前)

賦役

あをあを燃ゆるみねの雪、 風はいくたび崩れ来て、
萌えし柏をとゞろかし、  きみかげさうに軋らしむ。

おのれと影とたゞふたり、 あれと云はれし業なれば、
ひねもす白き眼して、   放牧のがひの柵をつくろひぬ。



(下書稿2)

あをあをゆらぐみねの雪
風は谷より崩れ来て
萌えし柏をとゞろかし
きみかげさうに軋らしむ

おのれと影とたゞふたり
あれと云はれしわざなれば
ひねもす白きまなこして
放牧の柵をつくろひぬ



(下書稿1推敲後)

あをあをゆらぐみねの雪
風は谷より崩れきて
萌えし柏をとゞろかし
きみかげさうに軋らしむ

おのれと影とたゞふたり
あれと云はれしわざゆゑに
ひねもすしろきまなこして
放牧の柵をつくろひぬ



(下書稿1推敲前)

あをあをゆらぐ雪のみね
風は谷より崩れきて
萌えし柏をとゞろかし
きみかげさうに軋らしむ

おのれと影とたゞふたり
あれと云はれしわざゆゑに
ひねもすしろきまなこして
放牧の柵をつくろひぬ