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文語詩100/9

ポランの広場 

つめくさ灯ともす    宵の広場
むかしのラルゴを    うたひかはし
雲をもどよもし     夜風にわすれて
とりいれまぢかに    歳よれぬ


組合理事らは      藁のマント
山猫博士は       かはのころも
醸せぬさかづき     その数しらねば
はるかにめぐりぬ    射手いてや蠍



(下書稿5) (断片)

つめくさ灯ともす宵の広場
むかしのラルゴをうたひかはし
雲をもどよもし夜風にわすれて



(下書稿4推敲後)

ポランの広場のうた

つめくさ灯ともす 宵の広場
むかしのラルゴを うたひかはし
雲をもどよもし 夜風にわすれて
とりいれまぢかに 歳よ熟れぬ

組合理事らは 藁のマント、
山猫博士は かはのころも、
かもせぬさかづき その数しらねば、
はるかにめぐりぬ 射手いてや蠍



(下書稿4推敲前)

ポランの広場のうた

つめくさ灯ともす よるの広場
むかしのラルゴを うたひかはし
雲をもどよもし 夜風にわすれて
とりいれまぢかに 歳よ熟れぬ

組合理事らは 藁のマント、
山猫博士は かはのころも、
かもせぬさかづき その数しらねば、
はるかにめぐりぬ 赤の蠍



(下書稿3推敲後)

ポランの広場のうた

つめくさ灯ともす よるのひろば
むかしのラルゴを うたひかはし
雲をもどよもし 夜風にわすれて
とりいれまぢかに 歳よ熟れぬ

組合理事らは 藁のマント
山猫博士は かはのころも
醸せぬさかづき その数しらねば
はるかにめぐりぬ 赤の蠍



(下書稿3推敲前)

花巻農学校 同級会へ

第──回卒業生

つめくさ灯ともす よるのひろば
むかしのラルゴを うたひかはし
雲をもどよもし 風にわすれて
とりいれまぢかに 歳よ熟れぬ

醸せぬさかづき 数をしらず、
山猫博士は かはのころも、
銀河はかじろに めぐり行きぬ
はんのき影ひく アセチレンや
はるかにめぐりぬ 星のやどり
蠍はうつりぬ 地平のはて



(下書稿2推敲後)

イーハトヴ農民劇団の歌

つめくさ灯ともす よるのひろば
たがひのおもひを ともにうたひ
雲をもどよもし 夜風にわすれて
とりいれまぢかに 歳よ熟れぬ

たがひのねがひにたゝかふとも
銀河のかなたに ともにわらひ
なべてのなやみを たきぎと燃しつ
はえある世界を ともにつくらん



(下書稿2推敲前)

イーハトヴ農民劇団の歌

つめくさ灯ともす 夜のひろば
昔のラルゴを うたひかはし
雲をもどよもし 夜風にわすれて
とりいれまぢかに 歳は熟れぬ

まさしきねがひに いさかふとも
銀河のかなたに ともにうたひ
なべてのなやみを たきぎと燃しつゝ
はえある世界を ともにつくらん



(下書稿1)(歌曲「ポラーノの広場のうた」とほぼ同一)

田園の歌(夏)

つめくさひともす 夜のひろば
昔むかしラルゴを うたひかはし
雲をもどよもし 夜風にわすれて
とりいれまじぢかに 年ようれぬ

まさしきねがひに いさかふとも
銀河のかなたに ともにわらひ
なべてのなやみを たきぎともしつゝ
はえある世界を ともにつくらん