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文語詩100/45

岩頸列

西は箱ヶとドグヶ森、       椀コ、南昌、東根の、
古き岩頸ネックの一列に、      氷霧あえかのまひるかな。

からくみやこにたどりける、  芝雀は旅をものがたり、
「その小屋掛けのうしろには、 寒げなる山にょきにょきと、
立ちし」とばかり口つぐみ、  とみにわらふにまぎらして、
渋茶をしげにのみしてふ、   そのことまことうべなれや。

山よほのぼのひらめきて、   わびしき雲をふりはらへ、
その雪尾根をかゞやかし、   野面のうれひを燃しおほせ。



(下書稿推敲後)

岩頸列

西は箱ヶとドグヶ森
椀コ、南昌なんしやう東根あづまね
古き岩頸ネックの一列に
氷霧あえかのまひるかな

からくみやこにたどりける
芝雀は旅をものがたり
「その小屋掛けのうしろには
寒げなる山にょきにょきと
立ちし」とばかり口つぐみ
とみにわらふにまぎらして
渋茶をしげにのみしてふ
そのことまことうべなれや

山よほのぼのひらめきて
わびしき雲をふりはらへ
その雪尾根をかゞやかし
野面のうれひを燃しおほ



(下書稿推敲前)

岩頸列

西は箱ヶと森ヶ森
椀コ、南昌なんしやう東根あづまね
古き岩頸ネックの一列に
氷霧あえかのまひるかな

からくみやこにたどりける
芝雀は旅をものがたり
その小屋掛けのうしろには
寒げなる山にょきにょきと
立ちしとばかり口つぐみ
とみにわらふにまぎらして
渋茶をしげにのみしてふ
そのことまことうべなれや

山よほのぼのひらめきて
わびしき雲をふりはらへ
その雪尾根をかゞやかし
野面のうれひを燃しわたせ