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文語詩100/42

〔われのみみちにたゞしきと〕

われのみみちにたゞしきと、 ちちのいかりをあざわらひ、

ははのなげきをさげずみて、 さこそは得つるやまひゆゑ、

こゑはむなしく息あへぎ、  春は来れども日に三たび、

あせうちながしのたうてば、 すがたばかりは録されし、

下品ざんげのさまなせり。



(下書稿2推敲後)

病相

われのみみちにたゞしきと
ちちのいかりをあざわらひ
ははのなげきをさげずみて
さこそは得つるやまひゆゑ
こゑはむなしく息あえぎ
春は来れども日に三たび
あせうちながしのたうてば
すがたばかりはしるされし
下品げほんざんげのさまなせり



(下書稿2推敲前)

病相

われのみみちにたゞしきと
ちちのいかりをあざわらひ
ははのなげきをさげずみて
さこそは得つるいたつきの
こゑはむなしく息あえぎ
春は来れども日に三たび
あせうちながしのたうてば
すがたばかりは下品なる
ざんげのさまをなしにけり



(下書稿1推敲後)

われのみみちにたゞしきと
ちちのいかりをあざわらひ
ははのなげきをさげずみて
さこそは得つるいたつきの
こゑはむなしくいきあえぎ
はるはくれども日にみたび
あせうちながしのたうてば
すがたばかりは中品の
ざんげのさまをなせりけり



(下書稿1推敲前)

われのみひとりまことぞと
ちちのいかりをあざわらひ
ははのなげきをさげずめる
かたくなふかきこゝろゆゑ
みにまづうくるいたつきの
いきたえだえにうちあえぎ
あせうちながしのたうてば
すがたはしばしおのづから
下品あるひは中品の
ざんげのさまをなしにけり