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文語詩100/3

選挙

(もって二十をち得んや)  はじめの駑馬うまをやらふもの


(さらに五票もかたからず)  雪うち噛める次の騎者


(いかにやさらば太兵衛一族まき) その馬弱くまだらなる


(いなうべがはじうべがはじ) 懼るゝ声はそらにあり



(「女性岩手」発表形)

選挙

(もっと二十を贏ち得んや)
     はじめの駑馬をやらふもの

(さらに五票も難からず)
     雪うちかめる次の騎者

(太兵衛の一族はいかならん)
     その馬弱くまだらなる

(いなうべがはじうべがはじ)
     懼るゝ声はそらにあり



(下書稿推敲後)

選挙

(もって二十を贏ち得んや)
     はじめの駑馬うまをやらふもの

(更に五票をかたからず)
     雪うちかめる次の騎者

(いかにやさらば太兵衛一族マキ
     その馬弱くまだらなる

(いなうべがはじうべがはじ)
     懼るゝ声はそらにあり



(下書稿推敲前)

選挙

(もって二十を贏ち得んや)
     はじめの駑馬うまをやらふもの

(更に五票も加へ得ん)
     雪うちかめる次の騎者

(太兵衛の一族マキはいかならん)
     その馬弱くまだらなる

(いなうべがはじうべがはじ)
     懼るゝ声はそらにあり