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文語詩100/14

〔みちべの苔にまどろめば〕

みちべの苔にまどろめば、 日輪そらにさむくして、

わづかによどむ風くまの、 きみが頬ちかくあるごとし。


まがつびここに塚ありと、 おどろきるゝこの森や

風はみそらに遠くして、  山なみ雪にたゞあえかなる。



(定稿推敲前)

みちべの苔にまどろめば、 日輪そらにさむくして、

わづかによどむ風くまの、 きみが頬ちかくあるごとし。


まがつびここに塚ありと、 呼ばはる声のおどろしき、

風はみそらに遠くして、  山なみ雪にたゞあえかなる。



(下書稿推敲後)

みちべの苔にまどろめば
日輪そらにさむくして
わづかによどむ風くまの
きみが頬ちかくあるごとし

まがつの神の塚ありと
おどろき離るゝこの森や
風はみそらに遠くして
山なみ雪にたゞあえかなる



(下書稿推敲前)

みちべの苔にまどろめば
日輪そらにさむくして
わづかによどむ風くまの
きみが頬ちかくあるごとし

まがつの神の森なれば
おどろき立てばこの森や
風はみそらに遠くして
山なみ雪にたゞあえかなる