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文語詩50/9

砲兵観測隊

(ばかばかしきよかの邑は、 よべ屯せしクゾなるを)

ましろき指はうちふるひ、  銀のモナドはひしめきぬ。


(いな見よ東かれらこそ、  古き火薬を燃し了へぬ)

うかべる雲をあざけりて、  ひとびと丘を奔せくだりけり。


(定稿推敲前)

砲兵観測隊

(ばかばかしきよかの邑は、 よべ屯せしクゾなるを)

白き鳥毛はうちふるひ、  銀のモナドはひしめきぬ。


(いな見よ東かれらこそ、  古き火薬を燃し了へぬ)

うかべる雲をあざけりて、  ひとびと丘を奔せくだりけり。


(下書稿2)

砲兵観測隊

(ばかばかしきよかの邑は
よべ屯せしセガなるを)
ましろき指はうちふるひ
銀のモナドはひしめきぬ。


(いな見よ東かれらこそ
古き火薬を燃し了へぬ)
うかべる雲をあざけりつ
士官さ丘を奔せくだりけり


(下書稿1)「東京」ノート

(ばかばかしからずや
かの白光はミラノの村)
そを示す白き指はふるひ
そらより落ち来る銀のモナドのひしめき