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文語詩50/50

〔吹雪かゞやくなかにして〕

吹雪かゞやくなかにして、 まことに犬の吠え集りし。


燃ゆる吹雪のさなかとて、 あやしき眸をなせるものかな。



(下書稿3推敲後)

吹雪かゞやくさなかには
燃えて妖しきグリムプス
冴ぬれば仰ぐ尾根の上
片雲くもプリズムをひるがへす



(下書稿3推敲前)

光吹雪のさなかにて
妖しく燃ゆるグリムプス
冴えてはめぐる雪の尾根
片雲くものプリズム漂はす



(下書稿2推敲後)

燃ゆる吹雪のさなかとて
霽れてはめぐる雪の尾根
片雲くもプリズムをなしにけり



(下書稿2推敲前)

燃ゆる吹雪のさなかとて
あやしきまみも示しけん
霽れてはめぐる雪の尾根
雲プリズムをなしにけり



(下書稿1推敲後)

燃ゆる吹雪ふぶきのさなかにて
なんぞあやしきまみのさま

吹雪たちまち過ぎ往きて
片雲くもプリズムを示したり



(下書稿1推敲前)

燃ゆる吹雪ふぶきのさなかにて
なんぞあやしきまみのさま

吹雪たちまち過ぎ往きて
飛雲くもプリズムを示しけり